2008年01月09日
熊本フェリー
ギリギリの時間にバスで熊本港に到着しました。これから乗船するのは熊本フェリーの超高速カーフェリー「オーシャンアロー」です。あらかじめネットでこの船について色々検索したところ参考になる諸先輩方のサイトが存在しました。その中で一番印象に残っていたのが偶然ご近所岡山県内にお住まいの方のサイトでした。それによると『船内には売店があり，「若いきれいなお姉さん」の店員が3人もいて，30分ほどの船旅なのに一杯500円近いコーヒーをつい買ってしまう』ということでした。熊本フェリーの公式サイトによるとそのお姉さんはマリンレディーというらしく，グッズを購入したり飲み物をオーダーしたりできるということです。しかも話相手にもなってくれるそうです。話を元に戻すと出航時間が迫っていたので私は急いで切符売り場へ行き，熊本-島原外港(800円)の切符を買いました。その窓口のお姉さんも大変な美人でした。しかし，時間がないのでそのまま船に急ぎました。乗り場から見る船は超高速の名にふさわしくフェリーとは思えないスマートな外観です。船内に入るとシートが並んでいて，リクライニングはしないもののすわり心地はかなりいい。前方の席はスペシャルシート(追加400円)でこちらはリクライニングもするかなり快適そうなシートでした。残念ながら私を含めスペシャルシートを利用する人は誰もいませんでした。乗船するとすぐ出航しました。みるみる港が遠ざかります。速い。天気が悪く見通しもあまりよくなかったので，沖に出ると風景がよく見えず，速さは体感できませんでしたが，乗り心地は他のフェリーと同じかそれ以上に揺れが少なく快適でした。以前にホバークラフト(比較する方が変？)など高速船に乗った時は速いけど乗り心地は最悪という感じでしたが，今回の乗船で高速船のイメージがガラッと変わりました。もちろん船室外のデッキに出て潮風にあたることもできます。さて，問題の売店は船の売店というよりは少しお洒落なカフェとも言えるほど(言い過ぎ?)凝った雰囲気でした。しかも，船内の座席は満席でもないのにドリンクや軽食・グッズを買い求めるお客さんでかなり賑わっていました。やはり上手にやればお客さんは来るものだと思いました。お姉さんは超美人には違いありませんでしたが，超美人の中では超美人に属さない感じの方でしたので私はコーヒーを買わずにすみました(冗談ですすみません)。ただ，公式ホームページには乗船時にはクルーとマリンレディがお客を出迎えることと操舵室の後がガラス窓になっていて操船の様子や前方の景色が楽しめるという案内がありましたが，私が遅かったためか出迎えもなく，操舵室後の窓には航行中ずっとカーテンが引かれたままでした。少しガッカリです。しかしそれを加味しても楽しく快適な30分の船旅はあっという間に終了し島原外港に到着しました。サービスが少し省略されていたことは残念でしたが，旅の移動の楽しさを再認識させられました。また熊本フェリーに乗りたいと思いました。列車の旅からはどんどんなくなっているものが，船の旅には残っている。ブルトレが無くなったら船で旅をしよう。売店・ベッド・食堂・お風呂・展望デッキ・・・。
